WaveformでMelodyneのARA機能の連携

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2018年8月以降、すべての記事は「ブログ♪Note」で更新しています。音源レビューや音楽のリリース情報、日常の景色などの記事を掲載しています。是非ご覧下さい。

Mac使用環境において、WaveformでMelodyneのARA機能が使えないという問題が発生していました。メーカーに問い合わせてみたり、いろいろ試してみて、その解決方法がわかりましたので、お困りの方はご参照ください。

WaveformでMelodyneのARA機能の連携🎶

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☝ARA機能について

DAWなどでエフェクターや他の音源を使うときは、AU(Macの場合)、VST等のプラグインを利用して他社製品をDAWの機能拡張として利用します。

ARA機能とはDAWと連携させて、DAWそのものの機能として使うことが出来ます。ARA機能とは「Audio Random Access」の略です。MelodyneにはこのARA機能があって(Malodyneの「Celemony社」Studio Oneの「PreSonus社」との共同開発)、Waveformで利用可能です。

簡単に言ってしまうとMelodyneの通常のプラグインでの使用では、音声ファイルを「再生させながら」読み込んで解析というプロセスなのですが、

ARA機能を使った場合、音声ファイルを「直接読み込んで」解析となります。

つまり「再生させながら」読み込ませるという、ひと手間が必要なくなります

5分ほどの長いファイルだったら、再生させずに即変換できるので作業時間の短縮になりますよね。短い音声ファイルでも量が多くなれば、この時間の短縮は下なりのストレス軽減となります。

😱Waveform、ARAが使えない?

で、早速、愛用のMacProでWaveform を起動してARA機能使用して編集をしようとするのですが、AudioファイルをMelodyneの形式で変更後、何をやってもEdit画面が開きません

通常なら画像にある「Melodyne」のところをクリックしたら、Edit画面が出るはずなのですが全く反応しません。

2017 09 17 14 21 05

プラグインとして、Melodyneをトラックに差し込んで解析する事は可能なのですが、これだとファイルをいちいち再生して解析させないといけない。

シームレスに変換できるはずなのにこれは困った。

もともとWaveformの購入理由がこの部分を使いたかったというのもあるので、かなりへこみました。

 

💡問題の解決方法

Macは通常、プラグインにAU(Audio Unit)という形式を使います。たいていの場合、AU形式で使うことが一般的です。ボクはWaveformの最初の設定でこのAU(Audio Unit)形式しか読み込ませていませんでした

よく調べてみると、このARA機能というのは、「VST3」形式のみの拡張機能らしいということがわかりました。AUでは機能しないのです。VSTだけでご使用の方も同じく機能しません(ただしMacではMelodyneのVST読み込みはエラーが出ます)。ARAが使えるは「VST3」のみです

ということでWaveformの設定画面–>プラグイン–>スキャンと並べ替え–>VST3を選んで読み込ませます。

Melodyneのユーザー登録が完了していたら、これでEdit画面が現れます。

単純な初期設定ミスでした。

これで問題なく、WaveformでMelodyneのARA機能を使うことができます。

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神出高志と書きます。本名です。でもちょっと固いイメージなので、カタカナ表記にしています。

音楽製作ではヒビノカケラ、ピアノを弾くときは緒方悠と名乗っています。でカミデタカシはアコーディオンを弾くときです。全部同一人物です。明らかに表現方法が違うために、配信などでジャンル分けしたときに管理をわかりやすいようにしているのです。

毎日音楽と関わっています。死ぬまで続けます。それは単純に自分にとって一番、幸せになれる方法だからです。そういったことも含めて、いろいろブログに綴っていきたいと思っています。

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