No one hurts You / ヒビノカケラ

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2018年8月以降、すべての記事は「ブログ♪Note」で更新しています。音源レビューや音楽のリリース情報、日常の景色などの記事を掲載しています。是非ご覧下さい。

New Album「No one hurts You」がリリースされました。新譜リリースに合わせて、ホームページ内の広告記事を全部外しました。広告から多少のお小遣いは入ってきていたのですが、広告収入のあるサイトは、iTunesやSpotifyなどのプレイリスト埋め込みを自由に出来ないからです。今後は、当サイトお薦めのプレイリストも紹介していきたいと思います。

 

No one hurts You / ヒビノカケラ

プレビューScreenSnapz001

アルバムアート

今回のアルバムから自分で描いた絵を使っています。音楽とは違う表現で作品と向き合うことで、自分の方向性のようなものが見えてきました。

日常の記録

ヒビノカケラは当初、毎月3曲、音楽制作の日々の記録のような形で始めました。

そしてアルバムアートは一緒に生活してる犬たちの写真を使っていました。日々の中にある幸せな風景をアルバムアートにしていたということは、作品というよりも日々の出来事の投稿に近い感じだったのかもしれません。作品制作というよりも日常生活の延長のような心安さがあったと思います。

あのときはそれで良かったのかもしれませんが、もうああいった写真を使ってアルバム制作は出来ないと感じていました。それは何よりも今自分が作りたい音楽とは、根本的にその表現したい景色が違うと感じ始めていたからです。

自分の中にある悲しみ

自分の音楽の大半は悲しみを糧にして生まれていたのです。特にここ最近はその傾向が強くなってきました。悲しみから自分のいろんな記憶にアクセスして、それを音にしていたのです。

幸せに過ごした時間の写真を音楽と一緒にしてしまうと、幸せだった日々までもが哀しくみえてしまいます。だから今回のアルバムアートでは、その悲しみを強い意志で包み込んでみました。

音楽の背景

ヒビノカケラで音楽を制作し始めて、今回が初めてのアルバムとなります。


AWAのプレイリストを利用しています。
フルコーラスを聴くには、Standardプランの登録が必要です。
スマホ用の無料アプリもダウンロードできます。

悲しみを忘れない

自分の音楽の大半は悲しみを糧にして生まれていた〜と書きました。

しかし、それは悲しみから生みだされた音楽を、何か違う喜びのようなものに変えることではありません。悲しみを忘れないための作品なのです。なぜならその痛みを持ち続けることによって、失われた大切な日々が自分の中で生き続けるからです。悲しみそのものを忘れないことで、大切だった日々が大きな意味を持つのです。

だから、ボクが作っている音楽は悲しみから生まれていても、大切だった日々につながっているのです。ボク以外の誰かも、そうやって生まれた音楽に触れることで、それぞれの大切な日々につながっていくことが出来るのではないかと思っています。

生まれおちた音楽は自分の悲しみを糧としているので、自分からしか生まれないということでもあります。それを誰かと共有することで、そこからはじめて喜びへと昇華できるのです。

ひとつひとつの背景

今回のアルバムでは、新曲と以前に作った曲が混ざっています。 制作したときの背景、使った音源、DAW、それぞれ違います。そういった一曲一曲の生まれた背景や制作プロセスなどの記事を、折に触れて書いていきたいと思います。

音楽が生まれた背景にはそれぞれあって、ひとつひとつが意味のあるものです。個人的な意味を含めたものを知ることが、その音楽を聴く人に必ずしも必要ではありません。いったん自分の手から放たれたものは、それを手にした人の判断に任せる方が良いかもしれません。人はそれぞれが自分なりの方法で自分と向き合っているので、必要以上のイメージを植え付けるのは避けるべきかもしれません。

しかし、同じ悲しみを共有することで、それぞれの大切なものにより向き合えるかもしれません。忘れていた悲しみが、埋もれていた大切な日々を掘り起こしてくれるかもしれません。

もちろん、何の先入観もないまま音楽を聴いた瞬間に、すべてが同期して人の心がつながる、そんな奇跡的な出来事が起こったらとても素敵なことだと思います。

パピルスからヒビノカケラへ

何度かこのブログでも申していましたが、パピルスという名義で製作していたものを、今後はヒビノカケラとして作っていきます。

当初はエレクトリック・ミュージックのパフォーマンス用に「パピルス」という名前で音楽を発表し始めました。その後、毎月カヴァー曲の配信をするために「ヒビノカケラ」の名前で発表するようになりました。しかし、現状の制作ペースでは当分パフォーマンスに割く時間も無いので、よく似たふたつのスタイルで配信するよりも、ひとつに統一する方が合理的と考えました。

また「音楽配信」もミュージック・ビジネスの中で確実に定着しつつあり、今後自分の作品を発表する場として、ライブ・パフォーマンスよりも自分にとってはとても有益だと思います。もともと引きこもって一人で何かをするのが好きなので、今の制作スタイルは自分にものすごく合っていると思います。

そういった意味からも自分の作品を発表していくスタイルとして、ひとり引きこもって製作する音楽は「ヒビノカケラ」ひとつに統一することにしました。

「パピルス」のWebページは、サーバとの契約満期となる本年度10月をもちまして終了することとします。

プレイリストの掲載

冒頭にもお伝えいたしましたように、サイト内から広告を外しました。これで自由にソングリストを掲載することが出来るようになりました。

ソングリストなどを掲載する場合、著作権法上、広告収入のあるサイトは楽曲使用料を支払うこと、逆に楽曲使用料を支払わずに著作権を侵害しているサイトは、広告を掲載できません。広告掲載しながら著作権使用料を支払っていない場合は、2重にアウトとなります。

著作権上の問題

ソングリストは無料で1曲30〜45秒間聞けます。こういった理由から、曲の一部を使う再生時間の短いクリップからは使用料は発生しないと誤解している人がいます。どんなに短くても、その楽曲には著作権があるので使用料は必要です。これは法に定められていることで、本人の許可無く使用することが出来ないのです。

ただし、権利者の死後50年たっている「著作権切れ」のものや、インディーズレーベルで自己管理している楽曲など、著作権の権利者と音源の管理者の双方が無料使用を承認している場合はこの限りではありません。

著作権使用料が必要な楽曲であっても一般的なWebサイトでの動画の貼り付けや、iTunesやSpotify、AWAなどで提供されている、プレイリストなどの利用でお金を払う必要はありません

なぜなら、YouTubeなどの動画投稿サイトは、一括してJASRACやNextoneへ著作権使用料を払ってくれているので、Webサイトへの動画の埋め込みが可能です。また、iTunesやSpotify、AWAなどで提供されている、プレイリストもこれと同じです。配信業者によって使用料がちゃんと支払われているので、Webサイトにその動画やプレイリストを無料で貼り付けて利用出来るのです。

広告掲載サイトでの問題

ただし、広告掲載して収益が発生しているWebサイトでは、著作権のあるYouTube動画や音楽配信のプレイリストを無料では使用できません。

営利目的で運営されて場所では、音楽を営利目的に使用していると見なされます。だから、各権利者に使用料のお支払いをしないといけません。JASRAC管理楽曲であればJASRACに払うだけでいいのですが、そうでない場合は本人に直接交渉しないといけません。インディーズレーベルなどで自主管理の楽曲などは本人交渉となります。

JASRACが強引に使用料を徴収しているようなイメージ操作している記事をよく見かけますが、こういった記事の大半は間違いです。お金を支払う側からすれば、JASRACに決まった金額を払えば済むだけなので楽なのです。JASRAC管理楽曲以外のものは、いちいち本人に確認をとらないといけなくなります。

JASRAC管理楽曲でなければ、使用料を払う必要が無いと思っている人が多いようですが、世の中そんなに甘くはないですよー😜

こういったことを怠って、そのまま動画やプレイリストの貼り付けを行うと、著作権を侵害しているサイトとして「広告を扱う側(Googleや楽天)」から警告が入ります。

なので、グーグル広告(アドセンス)などを外すことで、動画やプレイリストをWebサイトで使うことが出来るようになるということなのです。ボクはアフィリエイターではないのでたいして広告収入があるわけではないですし、これを外すことのデメリットもそれほどありません。

広告のもたらすイメージ

サイトを訪れる人のメリットを考えると、スポンサー広告よりも動画やプレイリストの方がイイに決まっています。特にリピーターとしてサイトに訪れてくれている人にとっては、広告は煩わしい以外の何ものでもありません。

2018年より、YouTubeを広告収益化するガイドラインが変わって、厳しくなりました。このとき強制的に広告収入をたたれてしまいました。そのときにブログ記事に書いた感想で、

以前、マーケティングの本で読んだのですが、こういった広告に利用者はうんざりしているというのです。ボクも広告が出るたびに「うっへー😩」と思ってしまいます。ほぼ確実にすっ飛ばします。ほとんどの人が同じ事をしているのではないでしょうか。

ボクが好きでよく見るソフトウェア開発の企業、クリエイターの動画は、こういった広告を掲載していません。登録者数も再生回数もYouTuberとして稼げる、とんでもない数なのですが広告を掲載していません。おそらく動画を見る前に「うっへー😩」っとなるのを避けるためと思います。せっかくのイメージを優先する動画なのに、広告が出たとたんにチープな感じがしてしまいます。こういった場合は広告は出ない方が好感が持たれます。

たぶんボクの動画も「うっへー😩」っと思われていたんでしょうね(笑)。

と書きました。これはブログ記事内の広告にも当てはまるように感じます。

プレイリストの価値

今後はお薦めプレイリストを積極的に掲載していきます。自分で作ったもの以外にも他の人が作ったプレイリストも掲載したいと思っています。

プレイリストはSpotifyであれば無料で全曲聴くこと可能(無料アプリをインストール)です。Apple MusicやAWAは有料会員でないと本格的に楽しむことが出来ません。音楽に月額課金制で払っているリスナーは本当に音楽が好きな人たちで、そこにお金をつぎ込むことに何ら抵抗を感じていません。

ボクは新しく興味を持ってもらった方などに「Spotifyで全曲無料で聞けますよ〜♪」お伝えしています。ほとんどの人が確認程度に数回無料で聴いて終わりですが、一部の人はそこから有料会員にシフトしてボクの音楽を毎日のように聴いてくれています。そして、そういった一部の熱心なフォロワーの方々に支えられて音楽を作っています。

 Spotifyでフォローください〜♫

また他の人が作ったプレイリストからボクの音楽を知ってくれて、そこからリスナーとして毎日のように聴いてくれている人もいます。プレイリストとリスナー、フォロワーとアーティスト、みんなが音楽でつながって、音楽に触れているときは、それぞれの大切なものに共感し合える時間が生まれます。

今後、こういったプレイリストにSNSの機能がつけばさらに強力な音楽共有ツールになると思います。

2018年8月以降、すべての記事は「ブログ♪Note」で更新しています。音源レビューや音楽のリリース情報、日常の景色などの記事を掲載しています。是非ご覧下さい。

 

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神出高志と書きます。本名です。でもちょっと固いイメージなので、カタカナ表記にしています。

音楽製作ではヒビノカケラ、ピアノを弾くときは緒方悠と名乗っています。でカミデタカシはアコーディオンを弾くときです。全部同一人物です。明らかに表現方法が違うために、配信などでジャンル分けしたときに管理をわかりやすいようにしているのです。

毎日音楽と関わっています。死ぬまで続けます。それは単純に自分にとって一番、幸せになれる方法だからです。そういったことも含めて、いろいろブログに綴っていきたいと思っています。

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